※(4/4更新)発売確認。
※(4/3更新)店頭デモ確認。写真など追加。
Direct 3Dゲームなどを立体視できる、NVIDIAの立体視システム「GeForce 3D Vision(以下3D Vision)」が発売された。
実売価格は3D Vision本体が19,800円前後、対応する120Hz対応の22インチワイド液晶ディスプレイ「SyncMaster 2233RZ」(Samsung製)が62,500円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
店頭デモはBLESS 秋葉原本店やパソコンショップ アーク(現在再調整中)、ドスパラ秋葉原本店(PCとのセット販売のみ)が開始しているほか、ソフマップ 秋葉原 本館でも近日中に実施予定という。
●120Hzの液晶ディスプレイと専用グラスでゲームを立体視
3D Visionは液晶シャッター内蔵グラス(眼鏡)と、リフレッシュレート120Hzおよび120Hz映像入力に対応した高速駆動タイプの液晶ディスプレイなどで構成される立体視システム。
Direct 3D対応ゲームなどをそのまま立体視できる製品で、高速液晶を使うことによる、ちらつきの少なさも特徴。ただし、必要とされる高速液晶ディスプレイはこれまでほとんど出回っておらず、「PCディスプレイとして、日本で一般販売されるのは今回が初」(NVIDIA)という。
また、付属の3Dグラスがスタイリッシュなデザインで、やや大柄なため眼鏡の上からでも利用できるのも特徴。この3DグラスはUSB充電して利用する。
このほか、利用するためには、今回発売された3D Vision本体(送信機/ドライバCD付き)と対応ディスプレイに加え、対応ビデオカードも必要。対応モデルについては「GeForce 9600 GT以上(Quadro非対応)」(ショップ)とされている。ドライバの対応OSはWindows Vista(32bit/64bit)のみで、Windows XPは非対応。
なお、SyncMaster 2233RZの対応解像度は最大1,680×1,050ドットで、入力コネクタとしてはDVIを搭載している。
●設定次第ではかなりの立体感
今度こそ普及なるか?
「立体視システム」というと、折に触れて登場するものの、結局普及せず、というのが今までのパターンだったが、NVIDIAではアメリカなどの3D映画ブームを例に「立体視はメインストリームへ」と強気。
ドライバの初期設定ではそれほど強烈な立体感は感じられないが、設定を変更すると、ゲームでの立体感もかなり迫力のあるものになる。
液晶シャッター式で問題とされていたちらつきも目に見えて減少しており、「最新の立体視を体験する」という点では店頭デモはいい機会になりそうだ。
□3D Vision/プレスリリース(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/object/GeForce_3D_Vision_Main.html
http://www.nvidia.co.jp/object/io_1231425380494.html
□SyncMaster 2233RZマニュアル(Samsung)
http://downloadcenter.samsung.com/content/UM/200903/20090320130002875/BN59-00834B-00Jpn.pdf
□関連記事
【2009年3月28日】NVIDIAがイベント実施、Atom+GeForceの「ION」をデモ
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090328/etc_nvidiaev1.html
【2009年1月9日】NVIDIAの3Dグラス「GeForce 3D Vision」を試す(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0109/3dvision.htm
【2007年9月22日】PCからのすべての映像を立体視できる液晶が発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070922/etc_3dlcd.html
| | NVIDIA GeForce 3D Vision |
[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館とパソコンショップ アークとドスパラ秋葉原本店]